MSOT Acuity / Acuity Echo:アプリケーション

アプリケーション

悪性黒色腫(メラノーマ)におけるリンパ節評価

悪性黒色腫(メラノーマ)におけるリンパ節評価

MSOTはメラノーマなどのセンチネルリンパ節(SLN)生検による診断が一般的となるようながんにおいて、ICGのリンパ排液の追跡によりSLNの位置を放射性物質を用いることなく示すことができる可能性がある。メラノーマにおいては、メラニン由来のシグナルの有無からSLNへの転移を可視化することができるため不必要な外科的処置を実施しなくてもよくなる可能性がある。

甲状腺結節の観察

甲状腺結節の観察

甲状腺結節における生検ではわずか5%しか腫瘍と判断されない。MSOTを用いることで非侵襲的に結節のかん流と組織酸素飽和度を検出し、血管新生パターンを示すことによって良性の結節と悪性腫瘍を区別する指標となりうる。

頭皮の観察

頭皮の観察

ヒト頭皮をMSOTで観察。毛包周辺の血管や脂質の観察が可能。黄色はメラニン(毛)、赤は血管、緑は脂質を示す。生存可能な毛包の経時的なモニタリングは、毛の病態生理学の理解と、脱毛症やその他の毛嚢疾患に対する新たな治療方法の開発用途への応用が可能。MOSTにより、皮脂腺の脂質量や毛球の血管新生、酸素飽和度のような毛包全体の構造的な情報および機能的な特性を知ることができる。

皮膚の観察

皮膚の観察

黄色人種および白色人種の皮膚(頬)をMSOTで観察。血流やメラニン量の評価、微小血管の観察を行うことが可能。非侵襲的に観察できることにより、被験者に負担をかけることなく効果を示すことができる。そのため、スキンケア領域の開発などの用途に応用できる。