ブックタイトル2013ATCC
- ページ
- 71/100
このページは 2013ATCC の電子ブックに掲載されている71ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 2013ATCC の電子ブックに掲載されている71ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
2013ATCC
hTERT不死化細胞株技術情報hTERTによる初代細胞の不死化ATCChTERT遺伝子をヒト初代細胞へ導入することにより、染色体のテロメア末端の伸長・維持をさせた細胞株を樹立することが可能です。多くの場合、hTERT単独で強制発現させることにより、老化を抑制する方向に働き、効率的に不死化させることが可能で、革新的な技術であると言えます(特許参照※)。尚、特定の細胞を不死化させるためには、hTERT遺伝子の他にウイルス性のオンコプロテイン等、他の因子の導入が必要なケースもあります。hTERT不死化細胞株の特徴hTERT不死化細胞株は継代回数を低く抑え、維持、管理することにより、正常細胞の特性を維持します。また、hTERT不死化細胞株を用いた多くの解析から、表現型マーカーの発現及び正常な核型を保持している事が明らかとなっています。ウイルスや癌遺伝子で不死化した不安定な核型を示す細胞株と比較すると、hTERT不死化細胞株は非常に有用な細胞株であることが明らかといえます。(下表参照)hTERT不死化細胞株のアドバンテージ初代細胞はin vivoの特性を保持していますが継代回数には限界があり、細胞の大量調整を要する薬剤スクリーニングや生化学的な解析には不向きであり、またドナーの違いによるロット間誤差により再現性を得づらいといったケースもあります。また、細胞株は多くの場合、高い増殖能を示す一方、特にがん由来の細胞株は不安定な核型を有している場合もあります。一方、hTERT不死化細胞株は、初代細胞にhTERT遺伝子を導入することで作製されており、初代細胞のin vivoの特性を保ちつつ、細胞株のように高い増殖能を有することから、様々なご研究用途にご使用が可能です。また、ロット間誤差がないので、腫瘍研究のコントロールとしてもご利用いただけます。ATCC hTERT不死化細胞株hTERT不死化細胞株説明hTERT不死化細胞株技術情報123456789hTERT不死化細胞株とその他の細胞との比較表初代細胞hTERT遺伝子による不死化がん、ウイルス遺伝子による不死化細胞株in vivo組織表現型の再現性++++++++++hTERT不死化細胞株一覧核型の安定性Diploid Diploid / Pseudodiploid Pseudodiploid / Anueploid Aneuploid増殖能++++++++++供給量++++++++++再現性LowGoodGoodGoodコストHighMediumLowLow培養しやすさ++++++++※特許U.S. Patent/Patent Appl. nos.: 6,261,836;6,337,200; 09/438,486; 09/432,503; 10/054,295;08/974,584; 09/721,477; 09/721,506;10/044,539European Patent/Patent Appl. nos.: EP 0841396; 03075454.3; 979107985.1UK Patent No. 2317891Switzerland Patent No. 689672Hong Kong Patent Appl. No. 01107160.8 Korea Patent Appl. No.: 1019997002838Canada Patent Appl. No. 2267644Singapore Patent Appl. No. 64216China Patent Appl. No. 97180256.4Brazil Patent Appl. No. P19712254-8Israel Patent Appl. No. 129103Norway Patent Appl. No. 19991588Australia Patent no. 48073/97New Zealand Patent no. 334709Japan Patent Appl. Nos. 9-286182; 10-320169;2000-227474; 10-516909.69