ブックタイトル2013ATCC
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2013ATCC
1234ATCC技術情報細胞株の凍結保存方法一般的な細胞株の凍結保存方法は下記の通りですが、必要に応じて変更して下さい。ATCC細胞株の凍結保存用培地はプロダクトインフォメーションシートに記載されています。常に対数増殖期の細胞を回収するようにして下さい。5678912凍結保存前に、バクテリア、真菌、マイコプラズマ、ウィルス等が培養細胞にコンタミしていないかどうか、ただちに確認を行って下さい。ほとんどの場合、コンタミネーションのスクリーニングの結果は凍結保存後しばらくして(10日から14日)得られます。もしコンタミネーションが判明した場合には、その凍結保存アンプルは廃棄して下さい。培養用の完全培地と5%DMSOからなる凍結保存用培地を調整します。水溶液の中のDMSOの溶解は、熱(発熱)を放つことから、DMSO原液を細胞懸濁液に直接添加しないで下さい。凍結アンプルの起眠方法34細胞を影響のない程度(10分、125xg)で遠心回収し、1×10 6 ~ 5×10 6個/ mlになるように凍結保存用培地に再縣濁します。凍結保存状態から起眠させた細胞の生存を確認するまで、細胞の培養を続けて下さい(下記9番もご参照下さい)。細胞株の名前、日付と共に適切なバイアル番号をラベルします。そしてラベルしたバイアルに(バイアルの容量にもよりますが)1.0 ~1.8mLの細胞懸濁液を加え密封してください。ATCC細胞株の培養について5細胞と凍結保存培地を平衡化させるため、最低15分から60分以内の範囲で室温静置してください。通常細胞懸濁液を分注することにより、この時間が経過することになるでしょう。60分以降になると、DMSOの影響により細胞の生存率が低くなるかもしれません。Biosafety Level(BSL)について67温度調節できる凍結容器内に細胞縣濁液の入ったバイアルを入れ、この容器ごと-70℃以下に設定された冷凍庫に少なくとも24時間置いて下さい。もしくは、-70℃まで毎分1℃づつ徐々に低下するように設定可能な凍結プログラム機能を有する機器※を使って細胞縣濁液の入ったバイアルを凍結して下さい。-70℃まで徐々に凍結させたバイアルは、液体窒素の気相中、もしくは-130℃の超低温冷凍庫に素早く移して下さい。凍結バイアルは毎分10℃の速さで温度が上昇し、-50℃以上になると細胞は急激にダメージをうけてしまいます。8保存したアンプルの場所などを控えておいて下さい。9-130℃で24時間凍結保存後、凍結バイアルを1つ取り出して起眠させます。そして、生存率やコンタミなどを確認して下さい。※ATCCより発売しておりますクールセルR (ATCC NO. ACS-6000)をご使用下さい。詳しくは本カタログP80をご覧下さい。▼こちらのATCC英文(原文)は下記サイトよりご覧いただけますhttp://atcc.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5078