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2013ATCC

Biosafety Level(BSL)についてATCCATCC技術情報123概要ATCCのBioSafety level分類は、安全な輸送や梱包を遂行する目的として評価分類を行っております。また、その分類においてはU.S.Public Health Service guidelinesに基づき、各生物資源の寄託者から提供された情報や、ATCC技術者による検閲、潜在的な危険性を考慮した評価分類となっております。各アイテムは個々に評価分類しておりますため稀にATCCではより厳しいBioSafety levelで評価分類をする生物資源もございます。またATCCが分類するBiosafety levelは、日本国内でご研究用途にご利用いただく際の評価分類とは異なる場合がございます。感染性を有するすべての生物資源は、それ相応の能力や知識を有する科学者や責任者のもとでお取扱いくださいますようお願い申し上げます。なお、その生物資源をどのバイオセーフティ・レベルに設定するのか、また研究所での操作においてはどのように適切に封じ込めした状態で扱うか、これらは受領者とその受領者が所属する施設側が最終的な責任をもって評価しご判断して取扱うべきものとなります。「ATCC商品のBiosafety Levelについて」ATCC生物資源は、ご研究者の皆様ご自身で安全な保管、取扱い、および使用等に責任をもっていただくことを前提として分譲させていただいております。ATCC生物資源を受領し取り扱うことにより受けられたダメージや傷害につきましては一切ATCCおよび輸入代理店に責任はございません。ATCCでは安全な輸送や梱包を遂行する目的としてATCC生物資源や関連商品のBiosafety levelを分類しております。また、その分類においてはU.S. Public Health Service guidelinesに基づき、各生物資源の寄託者から提供された情報や、ATCC技術者による検閲、潜在的な危険性を考慮した評価分類となっております。各アイテムは個々に評価分類しておりますため稀にATCCではより厳しいBiosafety levelで評価分類をする生物資源もございます。BSL-1に分類される生物資源は、ヒト成人に対し病気を引き起こすことがないと知られているものとなっています。BSL-2に分類される生物資源は、ある一定のリスクを伴う可能性がある商品であり、BSL-2ガイドラインの元に取扱しなければならない生物資源となっています。BSL-3に分類される生物資源を取扱う場合、BSL-3実験室での取扱い、および物理的封じ込めが必要とされます。感染性を有するすべての生物資源は、それ相応の能力や知識を有する科学者や責任者のもとでお取扱いください。なお、その生物資源をどのBiosafety levelに設定するのか、また、研究所での操作においてはどのように適切に封じ込めした状態で扱うか、これらは受領者とその受領者が所属する施設側が最終的な責任をもって評価しご判断して取扱うべきものとなります。CDC's Office of Health and Safetyのウェブサイトでは、Biosafety levelに関する詳細な記載が文章として公開されていますのでご覧ください。Biosafety in Microbiological and Biomedical Laboratories, (BMBL) 5th Edition (HHS Publication No. (CDC) 93-8395.U.S. Department of Health and Human Services, Centers for Disease Control and Prevention and National Institutes ofHealth; U.S. Government Printing Office: Washington DC; 2007).この情報はオンラインにて入手が可能です。病原体のリスク評価については、同情報誌のAgent Summary Statementsに記載がございます。生物学的な病原体を取扱うことにより発生する実際のリスクは、その病原体の性質に起因するものだけでなく、実際に研究室で取扱われる間の操作方法にも依存します。ATCC生物資源、もしくはATCC生物資源の受領をされた研究者ご自身で、それら取扱における潜在的な危険性も考慮したうえで、各々の研究所の受取人となる方ご自身で評価し分類することが義務となっております。評価分類のためのご参考として以下リファレンスをご紹介いたします。凍結アンプルの起眠方法ATCC細胞株の培養についてBiosafety Level(BSL)について456789●ヒトに対し病原性を有する病原体の分類に関する追加情報は、U.S. Department of Health and Human Services, Centers forDisease Control and Prevention's Office of Health and Safety.へご相談ください。●研究用途で遺伝子組み換えを行うためのガイドラインは、U.S. Department of Health and Human Services, National Institutesof Health Office of Biotechnology Activities.へご相談ください。*なお、日本国内においては、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室が情報提供する「遺伝子組み換えに関するQ&A(第二種使用等)」をご参照ください。●動植物への伝染性、もしくは感染性を有する病原体に関する追加情報は、U.S. Department of Agriculture, Animal and PlantHealth Inspection Service.へご相談ください。*なお、日本国内においては、農林水産省動物検疫所/植物防疫所へご相談ください。●米国バイオセーフティー学会*なお、日本国内においては、日本バイオセーフティー学会がWHOやCDCのガイドラインを公開しています。また、国立感染症研究所にてCDCの分類をもと病原体の危険度を分類した「病原体等安全管理規定」が作成されています。この指針は国立感染症研究所の自主規制のため作成されたものですが、改正感染症法などでも感染症発生予防規程の例示として参照するよう推奨されており、国内の研究機関や学会がこれに準拠した指針を作成しています。▼こちらのATCC英文(原文)は下記サイトよりご覧いただけますhttp://www.atcc.org/CulturesandProducts/TechnicalSupport/BiosafetyLevels/tabid/660/Default.aspx79