フランスEVERZOM社の対日独占代理店活動開始のお知らせ

住商ファーマインターナショナル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：奥山勝也、以下「SPI」）はこの度、EVERZOM社^※（本社：フランス、CEO：Jeanne Volatron, Ph.D.）と対日独占代理店契約を締結し、EVERZOM社が提供する、エクソソームの受託製造サービスに関する代理店活動を開始しましたので、お知らせいたします。

 

エクソソームとは、細胞から分泌される脂質二重膜で囲まれた数十～数百ナノメートルのサイズの小胞のことを指し、タンパク質やマイクロRNA 等を内包しています。このエクソソームは、細胞間のコミュニケーションツールとしての役割を担っており、組織の修復等、人体に様々な影響を及ぼすことが分かってきています。この機能に着目し、例えば皮膚のたるみ等の予防から、自由診療下での関節損傷の治療等にも使用され始めており、将来的な正式な医薬品としての使用・普及に向けて、多くの大学やバイオテック、製薬企業にて研究開発が盛んに行われています。SPIではこのエクソソームの市場可能性に早期から着目し、「エクソソーム製造用の細胞」「エクソソーム内包分子の分析・探索」等のキーワードで各種サービスを提供してきましたが、この度、EVERZOM社のエクソソーム製造サービスが加わることで、より一層エクソソームの研究開発を多面的にサポートできる体制となりました。

 

EVERZOM社は 2019 年にパリ・シテ大学CNRS LaboratoryからSpin Outした、エクソソーム専門の受託開発製造企業(Contract Development and Manufacturing Organization, CDMO)です。エクソソーム製造に対応可能なCDMOは世界的にも未だ殆どありませんが、その中でもEVERZOM社は、細胞に乱流刺激を与えることにより短時間で大量にエクソソームを製造するという特許技術を強みとしており、将来的な医薬品用途での使用を見据えて、既に複数の欧州企業との共同開発に取り組んでいます。また、2023年秋にはGMP認定製造設備も稼働予定です。

 

エクソソーム研究の更なる普及・発展に向け、SPIはEVERZOM社と共に取り組んで参ります。

 

^※EVERZOM 社 HP： https://everzom.com/

 

本件に関するお問い合わせ先
住商ファーマインターナショナル株式会社
創薬支援部 新規モダリティ支援グループ
Tel：03-5220-1560
Email：alliance@summitpharma.co.jp