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InocrasとSPIによる日本のゲノム医療への貢献を目指したAI駆動型の全ゲノム解析受託ビジネスの協業開始について

Inocras Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、代表取締役:Jehee Suh、以下「Inocras」)と住商ファーマインターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥山 勝也、以下 「SPI」)は、全ゲノムシーケンス (WGS)受託解析サービスの事業化を共同で検討することで合意し覚書を締結しました。両社は今後、ゲノムデータとバイオインフォマティクスを活用し、がんやその他の遺伝性疾患に対する理解を深め、日本のゲノム医療に貢献することを目指します。

 

WGSは、ヒトの全ゲノム配列を読み取り、膨大なデータを生成します。Inocrasのバイオインフォマティクスプラットフォームは、このデータを臨床で活用できる情報に変換し、個別化医療の普及を支援します。特に、独自技術 (*) やバイオインフォマティクスパイプラインは、ゲノム医療において重要な洞察を提供することが期待されます。

 

(*) ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)サンプルを用いたWGSを可能にする独自技術。

 

InocrasとSPIは、ゲノム医療におけるWGS活用を目指し、日本のゲノム医療に携わるステークホルダーのご意見を参考にしながら、市場調査、運営モデルの構築、臨床サンプルを用いた評価試験を共同で実施します。まずは、サンディエゴのInocrasに検体を送付し、解析結果をお客様に返却する研究サービス事業を展開します。将来的には、バイオインフォマティクス機能を備えたWGSラボの設立も視野に入れています。

 

「当社は、高度なWGSとバイオインフォマティクスを日本に提供し、データに基づいたイノベーションを通じて患者ケアを向上させる道筋を作ることをSPIと共に目指します」と、InocrasのCEOであるJehee Suhは述べています。

 

「日本は良質かつ適切なゲノム医療の普及において重要な時期にあり、当社もInocrasとのこのパートナーシップを通じて、ゲノム医療の普及に少しでも貢献したいと考えています」と、SPI代表取締役社長 奥山勝也は述べています。

 

Inocrasは、AIを活用してがんや希少疾患患者への重要な洞察を提供する企業です。全ゲノムシーケンスを用いた製品として、がん専用の「CancerVision」および希少疾患専用の「RareVision」を提供しており、CAP/CLIA認証を取得したラボを通じて、独自の特許取得済みバイオインフォマティクスパイプラインで製薬企業やバイオテクノロジー企業、研究機関向けの研究サービスも提供しています。これらのサービスにより、全ゲノムデータの可能性を解き放ち、誰もが精密な健康管理を享受できる未来を目指しています。

 

SPIは、創薬研究向けの研究機器と生物資源、医薬ライセンシング、研究提携支援から、新薬、ジェネリック医薬品及びバイオ医薬品の原薬、中間体の製造向けに至るまで、製薬業界に高品質で統合された製品やサービスを提供しています。親会社である住友商事株式会社は、65か国127拠点、日本国内20拠点(2024年4月1日時点)を有し幅広い製品・サービスを提供する、グローバルリーディングカンパニーの1つです。

 

【Inocrasサンディエゴ本社の様子】

 

【本件に関するお問い合わせ先】
Inocras, Inc.
PR (担当:Sohee Cho)
Email : media@inocras.com

 

住商ファーマインターナショナル株式会社
研究推進部 バイオサイエンスグループ2(担当:嶋多)
Tel : 03-5220-1520
Email : bioinfo@summitpharma.co.jp