株式会社サイト-ファクトとの代理店契約締結のお知らせ

住商ファーマインターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥山勝也、以下 「SPI」)はこのたび、株式会社サイト-ファクト(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長CEO:川真田伸、以下「CF社」)と代理店契約を締結し、同社が提供する細胞・遺伝子細胞製剤の受託製造サービス、および製造最適化SaaS事業の代理店活動を開始しましたので、お知らせいたします。
近年、創薬モダリティ(注1)の多様化に伴い、生物由来製品の開発が数多くなされています。細胞・遺伝子細胞製剤においては、がん治療や再生医療など、新たな治療法として大きな期待が寄せられていますが、その製造や品質管理には極めて高度な技術力と豊富な経験が求められます。
CF社は、同分野において、プロセス開発から商用品製造までを一貫して担うワンストップCDMOサービス(注2)を提供しています。これまでに、遺伝子細胞製剤(CAR-T)の一種であるキムリア点滴静注®のアジア初の製造拠点としてGMP(Good Manufacturing Practice, 医薬品の製造管理及び品質管理の基準) 管理下での製造を行うなど、豊富な知見と実績を積み重ねてきました。さらに、製造工程をクラウド上で一元的に管理し、大幅な製造効率化を可能とする統合管理システム「CytoFactory 4.0」(以下「CF4.0」)を開発し、その一部を構成する製造実行管理サービスを既に提供しております。また、2026年を目途に、CF4.0サービス全体の市場展開を予定しております。
SPIは、創薬研究向けの研究機器や生物資源の提供、医薬ライセンシング、研究提携支援から、新薬、およびジェネリック医薬品の原薬、中間体の製造支援に至るまで、製薬業界に対して幅広く高品質なサービスを展開しています。2023年6月には、新規モダリティ支援グループを編成し、抗体医薬品、エクソソーム医薬品、核酸医薬品などの領域におけるサポート体制を強化してまいりました。このたびのCF社との提携により、さらなるサービス拡充を図るとともに、両社一体となって細胞・遺伝子細胞製剤のさらなる普及、発展に向けて、引き続き取り組んでまいります。
注1:創薬モダリティとは、医薬品開発における技術的なアプローチ、あるいはそれに基づく医薬品の分類のこと。近年、技術の多様化に伴い、低分子医薬品、抗体医薬品、核酸医薬品、遺伝子治療薬など、様々な種類の医薬品が開発・実用化されている。
注2:CDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)サービスとは、製薬企業等からの委託を受けて、医薬品開発(Development)や製造(Manufacturing)を請け負うサービスのこと。
【株式会社サイト-ファクト ホームページ】
URL:https://www.cytofacto.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
住商ファーマインターナショナル株式会社
創薬支援部 新規モダリティ支援グループ
Tel:03-5220-1560
Email:alliance@summitpharma.co.jp