株式会社iMAGINE-XとX線・ガンマ線イメージングシステム「XCam-CdTe」の販売代理店契約締結のお知らせ

住商ファーマインターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥山 勝也、以下「SPI」)は、このたび、株式会社iMAGINE-X(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井上 北斗)と、同社が開発した最先端のX線・ガンマ線イメージングシステム「XCam-CdTe」の販売に関する代理店契約を締結しましたのでお知らせいたします。
SPIは、革新的なイメージング技術を有するiMAGINE-X社と戦略的パートナーシップを構築し、独占販売代理店として、国内および海外への展開を担っています。
「XCam-CdTe」は、iMAGINE-X社が独自に開発した両面CdTe(テルル化カドミウム)ストリップ検出器を搭載し、世界最高水準の高解像度・高感度を実現した分子イメージング装置です。専用のアナログLSIと解析アルゴリズムを駆使してCdTe半導体のポテンシャルを引き出すことにより、従来の機器に比べ2倍以上に向上したエネルギー分解能*を有しており、効率的なバックグラウンド除去に基づく高感度イメージングと、高精度の核種識別能力に基づく複数核種イメージングが可能です。さらに「XCam-CdTe」は、最新の金属3Dプリンタ造形技術により実現した高効率の純タングステンコリメーターを装置に組み込むことにより、画像化に必要な光子を短時間で収集することができ、放射性薬剤の生体内動態のイメージングに強みを発揮します。
*放射線のエネルギー測定の精度を表す指標
近年、治療用放射性同位元素を用いた前臨床における薬物動態イメージングの需要が高まっており、より高性能なイメージング技術に対するニーズは医療の発展とともに急速に増しております。SPIはこれまでも、国内外の最先端技術を日本市場に導入・普及させることで、科学・産業技術の進展に貢献してまいりました。今回の契約により、iMAGINE-X社の先進技術を広く国内外に紹介し、ユーザーのニーズに即した最適なソリューションを提供してまいります。

「XCam-CdTe」外観
(大阪大学医学部 提供)

投与3時間後 21時間後
担がんマウスにAt-211(アスタチン211)を用いた放射性薬剤候補を投与し、XCam-CdTeで撮像。
3半減期が経過した投与から21時間後でも、矢印に示す腫瘍内への薬剤の蓄積を高感度に測定可能。
【株式会社iMAGINE-X 会社概要】
所在地:東京都渋谷区渋谷1-12-8 ILA渋谷美竹ビル505
代表者:代表取締役 井上 北斗
事業内容:高画質X線・ガンマ線イメージング装置の開発
URL :https://imagine-x.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
住商ファーマインターナショナル株式会社
研究推進部 バイオサイエンスグループ
TEL:03-5220-1520
Email:biosupport@summitpharma.co.jp