米国細胞プロバイダーAccelerated Biosciences社との対日独占代理店契約締結のお知らせ

住商ファーマインターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥山勝也、以下 「SPI」)はこの度、Accelerated Biosciences(本社:米国フィラデルフィア、CEO:Yuta Lee、以下「AB社」)と対日独占代理店契約を締結し、AB社が提供するヒト胎盤由来幹細胞(human Trophoblast Stem Cell、 以下「hTSC」※)およびhTSCから樹立したiPS細胞(Trophoblast induced Pluripotent Stem Cell、以下「TiPSC」)の再生医療領域における利用拡大と促進に向けた代理店活動を開始いたしましたので、お知らせいたします。
近年、再生医療等製品の実用化促進やモダリティの多様化により、医薬品において生物由来製品の開発が数多くなされています。SPIではこうした多様化するニーズに対応可能なサービス拡充および体制構築を進めて参りました。このたびのAB社との提携により、再生医療分野における細胞治療薬原料やエクソソーム創薬の新たな細胞ソースの提供が可能となりました。
AB社は2013年に設立されたバイオテック企業で、hTSCの持つ独自性を活かして、細胞治療薬や同細胞から取得できるエクソソーム等の分泌物における新たな細胞原料の製造・開発を行っております。同社が提供するhTSCは、着床前の最も早期の段階に採取される細胞であり、TiPSCは成人体細胞から初期化されたiPS細胞よりも優れた特性を有していることが確認されています。またhTSCは遺伝的安定性、自然免疫特権、高い増殖能など、さまざまな細胞機能を有する点において細胞治療薬の出発原料に適した特性を備えています。
SPIでは2023年6月に新規モダリティ支援グループを編成し、抗体医薬品、エクソソーム医薬品、核酸医薬品などの領域で医薬品開発の上流から下流まで一気通貫でのサポート体制を強化して参りました。特に上流を担う細胞原料においては、ATCC(American Type Culture Collection、生物資源の世界最大の分譲機関)による研究用途の細胞をはじめ、商業利用可能な細胞など利用用途やニーズに応じた多様な細胞種をご提供しております。このたびのAB社との提携により既存サービスのさらなる拡充を図るとともに、今後も新たなモダリティによる医薬品研究・開発促進を支援して参ります。
※ hTSCは胎盤由来幹細胞の1つであり、胎盤の主要な機能を担う栄養膜幹細胞のことを示す。
【Accelerated Biosciences ホームページ】
URL:https://www.acceleratedbio.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
住商ファーマインターナショナル株式会社
創薬支援部 新規モダリティ支援グループ
Tel:03-5220-1560
Email:alliance@summitpharma.co.jp