次世代細胞培養添加剤プロバイダーPL Bioscience社との対日独占代理店契約締結のお知らせ

住商ファーマインターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥山勝也、以下 「SPI」)はこの度、PL Bioscience GmbH(本社:ドイツアーヘン、代表取締役:Hatim Hemeda、以下「PLB社」)と代理店契約を締結いたしました。これに伴い、PLB社が提供する細胞培養添加剤「ヒト血小板溶解液 (human Platelet Lysate、以下「hPL」)」のバイオ医薬品および再生医療領域における利用拡大と促進に向けた代理店活動を開始いたしました。
近年、再生医療領域では動物福祉の観点から「3Rs (Replacement, Reduction, Refinement)」*の原則が国際的に浸透し、従来の細胞培養で主流であったウシ胎児血清(FBS)に代わる異種動物成分(ゼノ)フリー資材への転換が急務となっています。こうした背景のもと、PLB社のhPLは、動物由来原料に起因する病原体混入リスクや倫理的課題を解消できる点で、FBSに代わる次世代細胞培養添加剤として注目されています。さらに、FBSを上回る優れた細胞増殖能を有し、より少量の添加で効率的な培養が可能なため、抗体や細胞治療薬の製造における細胞培養工程全体のコスト削減にも寄与します。本契約を通じて、製品の発注や商業面のサポートを行い、調達を効率化するとともに、初期開発段階での適格原材料の迅速な導入を支援します。これにより、日本の臨床現場でのhPLの普及を促進し、ひいては創薬競争力の向上に貢献します。
*動物実験における3Rs:①Replacement(代替):動物を使用しない手法への置き換え、②Reduction(削減):動物使用の削減、③Refinement(洗練):苦痛の軽減
PLB社は2015年に設立されたライフサイエンス企業で、欧州最大規模の血液バンクであるドイツ赤十字社と提携し、hPLの製造・開発に特化しています。同社は、研究用から臨床応用まで幅広いニーズに応える製品群「ELAREMTM Platform」を展開しています。中でも臨床応用向けの「ELAREMTM Ultimate-FD PLUS」は、ガンマ線照射およびフィブリノゲン除去を施した、抗凝固剤不要のGMPグレード製品であり、ウイルス不活化の実証が求められる生物由来製品の製造に適した工程設定が可能となります。本製品は、2026年1月に独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)より再生医療等製品材料適格性確認書を取得しており、生物由来原料基準への適合性も確認済みです。なお、hPLの性能を最大限に維持しつつウイルス不活化を行う独自のガンマ線照射手法は、同社の特許技術となっており、臨床応用における高い安全性と有効性を両立しています。
SPI創薬支援部では抗体医薬品、エクソソーム医薬品、核酸医薬品、細胞・遺伝子治療薬などの領域で医薬品開発の上流から下流までワンストップでのサポート体制を強化して参りました。この度のPLB社との提携により既存サービスの強化を図るとともに、今後も新たなモダリティによる医薬品研究・開発促進を支援して参ります。

PLB社のCEOおよびマネジメントチームが当社を訪問し、キックオフミーティングが開催されました。
【本件に関するお問い合わせ先】
住商ファーマインターナショナル株式会社
創薬支援部 新規モダリティ支援グループ
Tel:03-5220-1560
Email:alliance@summitpharma.co.jp