CMO受託製造エクソソーム医薬品

EVerZom社

EVerZom社は2019年にパリ大学CNRS LaboratoryからSpin Outした、エクソソーム専門の受託開発製造企業(Contract Development and Manufacturing Organization, CDMO)です。
同社の強みは、エクソソームを高収率で短時間に大量に生産する特許技術です。当該技術を基に、世界でも有数のエクソソーム製造サービスを展開しており、既に欧州のバイオテック、研究機関、製薬企業各社から製造依頼を請け負っています。

エクソソームとは

エクソソーム(Extracellular Vesicles, EVs)とは、細胞から分泌される直径50~150 nm程度の顆粒状の小胞のことを指します。表面には細胞膜由来の物質、たんぱく質を含み、内部には核酸(miRNA, mRNA, DNA等)やたんぱく質等の細胞内由来の物質を含みます。
エクソソーム自体がバイオマーカーとして利用されているだけでなく、抗炎症作用や抗繊維化作用を示す間葉系幹細胞(MSC)由来のエクソソームを利用した治療法の開発も加速度的に進んでおり、「新規モダリティ」として注目されています。

EVerZom社の唯一無二の特許技術~乱流刺激~

細胞の種類や状態、環境等に左右されますが、細胞から分泌されるエクソソームの数量はある程度の範囲に収束するものとされています。一方で、臨床用途での効果を期待できるレベルで必要な量のエクソソームは、時にこの得られる範囲の数量を大幅に超えることもあり、「如何に効率よく、細胞が元気なうちにエクソソームを得るか」について、現在世界各国で様々な研究活動がなされています。
EVerZom社はこの課題に対し、「乱流刺激」というSolutionを特許化・提供しています。この技術は、血管内の流れにより、細胞から分泌されるエクソソームの量が増大するという現象を機械的に模倣したもので、MSCのケースでは、1/10の時間で通常の生産環境から得られる量の10倍のエクソソームが得られると報告されています。また、得られるエクソソームの物性も、通常のプロセスを踏んで得られるものと大きな差異がないことも確認できています。

First Dedicated Exosome Service Providerとして

EVerZom社の強みは特許技術だけではありません。ご指定のエクソソーム製造用細胞を提供いただけましたら、それを最適な方法で培養するところからスタートします。作成したエクソソームについても、徹底した管理体制の下、常にお客様が納得のいく品質のエクソソームを提供できるよう、日々取り組んでいます。
研究開発計画をお客様目線で常に分析しながら、潜在リスクの洗い出しから改善案の提案まで、エクソソームのGeneral Service Providerとして製造計画をサポートいたします。


エクソソーム医療の国内普及に向け、当社はこれからもEVerZom社と共に取り組んで参ります。

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