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【管理職】SPIの専門性と住友商事のネットワークを活かして、医薬品の未来を拓く新しい価値を創造。

YH 管理職 2020年入社
創薬支援部 新規モダリティ支援グループ
新領域創成科学研究科 メディカルゲノム専攻 博士卒

大学院では、博士課程に進みウイルス学を研究。卒業後は、ジェネリック医薬品メーカーで5年間働いた後、SPIへ入社。現在は、国内の企業や、アカデミアの研究者に対し、医薬品の研究開発に使われる海外の先進的な材料やサービスを提供するグループに所属。

SPIを選んだ理由

医薬品の研究分野に関わるため、
新しいステージに挑戦。

私は、大学院の博士課程を経てジェネリック医薬品メーカーに就職し、製造現場への設備導入や医薬品のライセンスに関する契約交渉などの業務を経験しました。人々の健康を支える医薬品をつくる仕事に確かなやりがいを感じていましたが、「医薬品の分野で、自分が大学・大学院を通して続けてきた『研究』に直接的に携われるような仕事がしたい」という気持ちが高まったため、転職を決意。転職活動をする中でSPIに出会いました。SPIは医薬品バリューチェーンの川上にあたる「創薬」から、川下にあたる「製薬」まで多様な事業を展開しています。そのため、どの部署でも、GMP*適合をはじめ前職で修得した医薬品についての知見と、学生時代に得たウイルス学の研究という経験も活かすことができると考え、SPIに入社を決めました。

現在の業務は、企業やアカデミアの研究者の方々と科学的な議論をしながら、最先端の創薬研究を担うもので、まさに自分が求めたやりがいのある仕事ができていると感じています。

* GMPは、Good Manufacturing Practiceの略。医薬品の製造管理、品質管理の基準のこと。

現在の仕事内容

世界の最先端の研究資材と日本の研究者を橋渡しし、
創薬研究の迅速化、品質向上に貢献。

現在は、海外のCRO*のサービスを国内の製薬企業やアカデミアの研究者の方々に紹介するという業務を担当しています。CROは、それぞれに得意な領域が異なります。私が担当しているのは、臨床試験でのバイオマーカー解析に強みを持つCROです。バイオマーカーとは、血液や尿などの体液や組織に含まれるタンパク質や遺伝子などの生体由来の物質のこと。「薬の有効性や安全性の指標」をはじめ、「より効果が期待できる患者群の選別、病態のモニタリングの指標」など、多岐にわたる用途で活用され、医薬品の開発や医療を支えています。

SPIがCROの代理店活動を開始した頃は、まだ日本国内での導入事例は少なく、CRO自体の認知もあまり進んでいない状況でした。しかし、CROや関連する研究機関の最新の研究動向を踏まえながら、地道に国内に発信する取り組みを続けたことで、国内への導入も増えています。時にはCROの担当者が来日し、直接日本のお客様にサービスを紹介する機会もありますが、その際には同行し、日本のお客様との橋渡しをしています。この来日イベントでは、CROの担当者の、日本国内で医療に貢献したいという熱意を直接感じることができ、自分も医療に更に貢献できるように尽力していこうというモチベーションにつながる大切なイベントとなっています。今後も、自分が携わった新薬が多くの患者様の助けとなる日を思いながら、求められる役割をしっかりと果たしていきたいと考えています。

* CROは、Contract Research Organizationの略。新薬開発に係る臨床試験を支援する専門的な業務を受託する企業のこと。

今後のキャリア

がん治療の発展に役立つ新事業を、
自ら立ち上げたい。

我々は、独創的な技術や研究シーズを持つ海外の企業や研究機関と、日本国内の医薬品メーカーや研究機関の間に、第三者として立つことで、双方のニーズや理念をすり合わせることができ、ビジネスが実現し、新しい価値が生まれると考えています。たとえば、私たちがビジネスを成立させて海外のCROの斬新な技術を国内のCROに移管すれば、国内でより迅速に高度な検査、測定サービスを受けられるようになります。SPIの専門性と住商グループのネットワークを活かすことで、SPIは様々な事業をつくりだすことができます。

今まさに私自身も、ひとつの新事業に取り組んでいます。約2年前から海外CROによるマイクロRNA*の測定サービスを国内にプロモーションしています。マイクロRNAはがん研究含めさまざまな疾患での可能性を秘めていますが、なかなか具体的なニーズが高まらないという状況が続いていて苦労していました。しかし、研究の発展とともに機は熟してきたと感じています。まずは一日も早く、マイクロRNAの事業を立ち上げて、日本のがん研究を前進させたいです。

* マイクロRNAは、体内の遺伝子の中に千種類以上存在するもの。がん細胞の増殖の抑制と関連するものもあることが発見されています。

ある1日の流れ

09:30 出社、メールチェック、業界ニュースチェック
10:00 社内打合せ(営業候補先確認、進捗確認)
11:00 メール対応
12:00 昼食
13:00 電話対応
13:30 メール対応
14:30 面談準備、資料確認
15:30 WEB会議(欧州のクライアントと国内顧客間の面談)
17:00 議事録作成
17:30 電話対応
18:00 打合せ資料作成など
19:00 退社