世界の医薬品メーカーや研究機関を対象に提案・販売活動を行う「営業職」と、貿易事務や物流管理を担う「一般職」。ひとつのチームになってグローバルビジネスを推進する2人の社員の対話から、働く環境としてのSPIが見えてきます。
HB
管理職 2014年入社
研究推進部 バイオサイエンスグループ2
基礎工学研究科 基礎工学専攻 修士卒
HS
一般職 2013年入社
研究推進部 バイオサイエンスグループ2
水産学部 海洋資源科学科卒
SESSION 01
SPIへ入社した理由を教えてください。
どんな経緯でSPIの営業職、一般職を選んだのか?
HS
私がSPIに惹かれたのは、人が生きるために必要な医薬品を扱う会社だったからです。この会社で働くことで、間接的かもしれませんが社会に貢献できると考えました。また、採用面接時、質問の合間に面接官の方同士が仲良さそうにお話しされていたのを見て、「風通しが良くて、働きやすそうな会社」だと思ったことも、入社への後押しになりました。
HB
働きやすいのは間違いないですね。ところで、HSさんは一般職として働いていますが、どうしてSPIで一般職に就こうと思ったのですか。大学は水産学部を卒業したと聞きましたが、研究職に進む友人が多かったのではないですか?
HS
確かに、周りはそうでしたね。私は、大学の研究室で新しい発見を目指して日夜研究に没頭する友人と一緒に過ごすうちに、「自分は研究者よりも、研究者をサポートするポジションのほうが力を発揮できる」と思うようになりました。SPIでは、大学で研究をしてきたバックグラウンドも活かしながら、研究者の方々のサポートに取り組めるので、その点も魅力に感じています。
SESSION 02
仕事のやりがいや面白さは、どこにありますか?
「受注への試行錯誤」や「管理業務へのシビアな要求」・・・ その先にあるもの。
HB
私は現在、製薬企業やアカデミアの研究機関で使われる理化学機器や試薬の輸入販売に携わっています。扱う商材が高額なので、導入いただくまでのハードルは高く、販売戦略の立案と実行が大切になります。どのような利点やデータを示せばよいか等、試行錯誤の上、成約に至った時の達成感が一番の仕事のやりがいです。
HS
HBさんは、オフィスではいつも電話している印象があります。かしこまりすぎないで、親しみやすい話し方をされていて、仕事がとても楽しそうです。
HB
もちろん楽しいですよ。以前取引していた会社の担当者と、インターネットのSNSコミュニティ上で再会して雑談を交わす中で、新しいビジネスがスタートしたり。取引中の会社から、SPIの力を認めてもらって、別の案件での相談もいただけたり。私に言わせると、営業という仕事は、驚きと発見の連続です。
HS
そんなこともあるんですね。私たち一般職は、HBさんたち営業担当が受注した理化学機器や試薬の納品までの物流や、それに伴うお金の請求や支払いを担います。試薬の場合、適切な温度で入庫・出庫しなければいけないものが多く、物流の過程で、冷凍・冷蔵といった温度管理がシビアに求められます。輸送の遅れ等が発生する可能性もあるので最後まで気が抜けません。正しくコントロールして、無事に納品できた時には達成感が味わえます。
SESSION 03
「営業職」と「一般職」の連携について教えてください。
営業職と一般職が連携しあい、貿易トラブルにも迅速に対応。
HS
基本的には、営業担当が受注してからが、私たち一般職の仕事です。受注内容や追加のリクエストに基づいて、海外サプライヤーへの発注、輸入や国内の輸送の手配などを進めていきます。
HB
HSさんのいうように、営業担当がお客様から発注をいただき、その結果を受けて一般職の方が、サプライヤーからお客様へ無事に商品を届けられるよう貿易事務を進める、という流れがあります。無事に納入されるまでは気が抜けません。輸送中のトラブルは日々発生するので、日常的に、営業担当と一般職の貿易事務担当で、連絡を取り合うことは多いですね。
HS
やりとりは多いですね。一般職はルーティンワークが多いと思われがちですが、1件1件状況が異なるのでフレキシブルに対応すべきものも多く、各案件に合わせて様々な経験ができることが魅力だと感じています。わかりやすい例でいうと、同じ試薬を受注しても、「A社は一括納入、B社は複数回に分割納入」というように、いろいろパターンがあります。業務は、その都度そのお客様にあわせて変化していきます。
HB
間違いなく、ルーティンワークとは程遠いですね。私は、お客様から要望された納期を守るために、製造国からの輸入にかかる時間を短縮する方策を検討し、「第三国を経由した輸入ルートに変更する」という対応をした経験があります。あの時は、一般職の担当者に、貿易の専門家としてアドバイスをもらい、またサプライヤーや物流業者との調整、各種書類対応などに活躍してもらいました。
SESSION 04
お二人の印象に残っている取り組みを教えてください。
創薬事業本部が総出でイベントを実施。今後も協力して創薬研究への貢献を目指す。
HB
創薬事業本部で取り組んでいることですと、SPIの創薬事業の取り組みを発表するために、定期的に開催している「In vivoイメージングフォーラム」は、毎回印象深いです。コロナ禍前までは、基本的に年1回開催していました。2022年にも、2019年以来3年ぶりに開催されました。研究機器や研究資材、創薬技術の最新情報を発表します。創薬事業本部全体、営業職も一般職も総出で準備するイベントで、毎回一体感を感じられます。
HS
このイベントには、創薬事業の製品をご購入・ご利用いただいているお客様である、製薬企業やアカデミアの研究者の方々をご招待しています。普段直接お会いできないお客様にも、お会いすることができる貴重な機会でして、感謝の言葉を直接いただけることもあり、自分の仕事がお客様に貢献できていることを実感でき、とても貴重な場です。
HB
「In vivoイメージングフォーラム」では、著名な科学者が数々の最新機器活用例を紹介するお客様向け講演会を行います。最新機器の情報を見ることで、私自身も今後、さらに海外の最先端の機器を国内に紹介していけるよう取り組んでいきたいと刺激がもらえます。
HS
HBさんが、今度どのような最新機器を取り扱われるか楽しみです。受注できた後からは、私がしっかりと納入までサポートしますね(笑)
HB
とても頼もしいです。今後も協力して取り組んでいきましょう。
HB
私は、中途でSPIに入社しました。前職でSPIの製品を販売する会社で営業を担当していたことから、縁がありました。SPIの人や社風、製品知識や販売方法についてはよく理解していましたし、住友商事グループのグローバルネットワークを活用し、多くの国内外メーカーの商品を手掛けられることに魅力を感じ、入社を決意しました。